「CO・OP手作り餃子」殺虫剤混入に関わるQ&A

Q:カタログに掲載されている商品の原料・原産国や加工地等の内容を知りたいのですが?

A:お手数ですが、最寄の支所・センター・店舗にお問い合わせください。また、中国産の原料を使用している商品、最終加工地が中国である商品については、このホームページ内の「商品原材料・最終加工地」検索ページでご確認いただけます。

 

Q:カタログには原産国の表示があるものとないものがあります。どうしてですか?

A:カタログでは商品パッケージにある「原産国」をお知らせしています。

※「原産国」とは、商品の製造工程のうち、最終の加工が行われた国をさします。二カ国以上で製造を行っている場合には、最後に加工を行った国になります。ただし充填や包装などの工程は含みません。

 

Q:Cマークの商品にメーカー名が載っていないのはなぜですか?

A:<パッケージ> これまで、Cマークのコープ商品パッケージには、販売責任者として「販売者名:日本生活協同組合連合会」とだけ記載してきました。製造者名も表示していく方向で改善を進めていますが、現在のところ、表記されているものとそうでないものとがあります。

<カタログ> カタログに表示する情報はパッケージに準じます。このため同じコープ商品でも、製造者名があるものとないものとが混在することとなり、組合員の皆さまにとって、かえってわかりにくいと判断し、メーカー名を表示していません。

 

Q:過去、「天洋食品」の工場点検等は実施していたのですか?
A:2001年7月から2007年8月までに、日本生協連が天洋食品有限公司に計10回の工場点検を実施し、商品の生産に立会いました。詳細は以下のとおりです。

工場点検日 対象商品 点検内容
2001年7月05日 CO・OP本場中国 手作り餃子(注1) 製造環境調査、製造管理調査
2002年7月23日 CO・OP本場中国 手作り水餃子(注2) 製造環境調査、製造管理調査
2002年10月24日 CO・OP手作り焼き餃子 製造環境調査、製造管理調査、生産報告
2003年2月28日 CO・OP本場中国手作り焼売 貝柱入り(注3) 生産報告
2003年8月07日 CO・OP手作り餃子 製造環境調査、製造管理調査、生産報告
2003年8月08日 CO・OP手作り水餃子 製造管理調査
2004年9月17日 CO・OP水餃子(注4) 製造環境調査、製造管理調査
2006年9月22日 CO・OP本場中国肉餃子 製造環境調査、製造管理調査
2007年1月19日 CO・OP手作り餃子 製造環境調査、製造管理調査
2007年8月24日 CO・OP《QCO》とろ〜り煮込んだロールキャベツ 製造管理調査

(注1)2006年10月31日生産終了 (注2)2003年5月31日生産終了
(注3)2003年12月31日生産終了 (注4)2006年12月31日生産終了

 

※製造環境調査とは、製造委託先の工場(候補を含む)が商品を製造するにあたり適切な環境にあるかどうかを調査するものです。

※製造管理調査とは、製造委託先の工場(候補を含む)が商品を製造するにあたり適切な管理をしているかどうかを調査するものです。

※生産報告とは、商品の製造開始から3ロット分について、日本生協連の書式に従った生産報告書のデータ登録がされていることを表します。

 

Q:これまでの「天洋食品」の工場点検実施結果に問題はなかったのですか?
A:商品の品質管理・製造管理をするうえで大きな問題は認められませんでした。

 

Q:「天洋食品」での検査体制はどのようなものですか?
A:<豚肉> 中国の公的機関が認定した豚肉メーカーから仕入れ、工場受け入れ時には目視検査を行っています。また、豚肉メーカーでは半年ごと、工場では100t仕入れごとに外部機関にて動物用医薬品残留検査行っています。
<野菜> 工場受け入れ時の目視検査に加え、産地の査察を行っています。また、残留農薬検査を、ニンニク年1回、キャベツ年4回、白菜・にら・しょうが年3回、玉ねぎ年2回行っています。(2007年度検査実績)
<製品検査> 製造ロット毎に製造工程管理や官能検査・微生物検査を行い、基準内であることを確認したうえで出荷を行っています。
検査は食生衛生法に沿って行っていますが、中国での検査基準については現在調査中です。また、07年10月以降出荷の商品にCIQシールを貼っています。

※「CIQシール」とは中国国家質量監督検査検疫総局(略称:検験総局 CIQ)による製造工場の検査確認を証明するシール。2007年9月1日以降「食品の安全性の徹底を図るため、CIQが許可した製品でなければ輸出を許可しない」との方針にもとづき、各省CIQが製造工場を点検し、検査確認したものには、それを証明するこのシールを外箱に貼付することを義務づけています。各シールには生産工場番号が記載され、どこの工場で生産されたものかわかるようになっています。

※なお日本の検疫所では、当該シールの有無・記載とは全く関りなく一様に、他の国の輸入品と同じ検疫検査を行っています。

 

Q:過去、「CO・OP手作り餃子」等について行った検査はどのようなものですか?
A:「CO・OP手作り餃子」
2002年7月から2007年6月までに原料を8回、試作品を3回、製品を8回検査しました。
<原料> 「キャベツ」「白菜」「にら」「たまねぎ」では残留農薬、「豚うで肉」は動物用医薬品・残留農薬の検査をしました。
<試作品> 成分分析の検査をしました。
<製品> 微生物、食品添加物、成分分析、アレルゲンの検査をしました。
→2002年8月に原料のニラの検査でメタミドホスが0.2ppm検出されましたが、当時の食品衛生法では基準値の設定がありませんでした(現在は0.3ppmという暫定基準が定められています)。また、その他の検査結果に問題はありませんでした。

 

「CO・OP本場中国肉餃子」
2001年4月から2006年12月までに原料を4回、試作品を2回、製品を6回検査しました。
<原料> 豚肉、小麦粉、キャベツについて、動物用医薬品や残留農薬の検査をしました。
<試作品> 成分分析、微生物、食品添加物の検査をしました。
<製品> 微生物、食品添加物、成分分析の検査をしました。
→いずれも商品の品質管理・製造管理をするうえで大きな問題は認められませんでした。

 

「CO・OPとろーり煮込んだロールキャベツ」
2007年5月から2007年10月までに原料を5回、試作品を1回、製品を1回検査しました(発売日が2007年10月1日のため、検査実績は少なくなっています)。
<原料> キャベツ、たまねぎ、豚肉、ベーコンについて、残留農薬、重金属、動物用医薬品、食品添加物の検査をしました。
<試作品> 成分分析、製品では微生物、食品添加物等の検査をしました。
→いずれも商品の品質管理・製造管理をするうえで大きな問題は認められませんでした。

 

Q:現在、回収された商品は、どのような検査をしているのですか?
A:CO手作り餃子より検出された「メタミドホス」「ジクロルボス」などの検査を基本に、お申し出の内容に応じて、保健所(行政)、登録検査機関(民間の検査機関)、エフコープや日本生協連の商品検査センター等で、残留農薬検査を行っています。

 

Q:メタミドホスの毒性は?
A:メタミドホスを一度に摂取した場合に、健康に大きな影響を与えないとされる上限は、体重1kg当たり0.01mgで、体重60kgなら0.6mg、体重30kgなら0,3mgとなります。また、メタミドホスを含む食品を一生涯、毎日食べつづけて影響を与えないとされる量は、体重60kgで0.24mg、体重30kgで0.12mgとなります。